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ホッチキスで、スッテは直る。直して使い続けられる純国産浮きスッテ、ビビンスッテ

専用工具は、いらない。

破れたスッテの上布は、ハサミ・針・糸・ライター、そしてホッチキスがあれば張り替えられます。キーストンのエバンジェリスト久保が、鉛スッテとビビンスッテの2通りで手順を通しで解説します。ビビンスッテは、上布の下に結束力の強い綿を巻いた構造。傷むのは上布が先で、綿はそのまま——だから家庭の道具だけで直せます。1999年から漁師に供給し続けてきた、有田町の工場でつくる純国産の浮きスッテです。

VIVIN SUTTE | MADE IN ARITA SINCE 1999

ビビンスッテ

上布が破れても、綿はそのまま。直して、使い続けられる浮きスッテ。

伝統的なブロー成型の肉厚ボディ、水深200mまで対応(全サイズ オープンプライス)
ノーマル布メタリック布
サイズ2.0〜6.0号(7種)2.0〜6.0号(7種)
下地2色2色
布カラー16色メタリック
TV2(標準)/R2(別注)TV2(標準)/R2(別注)
入数1パック2本1パック2本

サイズ7種 × 下地2色 × 布16色——地域ごとの好みに応えてきた、規格の豊富さ

ビビンスッテを見る 補修用スッテ布を見る オンラインショップで購入

1999年以降、主に漁協向けに供給してきた純国産の浮きスッテ。破れた上布は、家庭にある道具だけで張り替えられます。補修用のスッテ布は直営店のハンドメイドパーツで買えます。

ビビンスッテと、上布の張り替え

ビビンスッテは、1999年から漁師に供給し続けてきた純国産の浮きスッテ。上布(うわぬの)が破れても、キーストンのエバンジェリスト久保が示す手順で張り替えられます。「破れた布は補修できませんか」——15年ほど前から寄せられ続けてきた質問への、ようやくの回答です。補修そのものは以前から可能でしたが、専用の工具が要ります。年間に数百個から数千個を張り替える漁業者ならその工具を持つ意味がありますが、一般の釣り人が年に数十個のために揃えるのは見合いません。使うのは、ハサミ・裁縫針・糸・ライター、そしてホッチキスという、どこにでもある道具だけで完結させる方法。鉛スッテ20号のオールブラックを赤い布へ、そしてビビンスッテ3号を、2通りで張り替えます。ビビンスッテは上布の下に綿を巻いた構造で、傷むのは上布が先。綿は外さず、そのまま再利用できます。綿を巻き直すには専用工具が要るので、ここが自分で直せるかどうかの分かれ目。そう作ってあるから、ビビンスッテは家庭の道具だけで直して、使い続けられます。

フィールドデータ

日本
地域
佐賀県
製品
ビビンスッテ
釣法
イカメタル
アングラー
久保

ホッチキスと、青い炎

この方法の要はホッチキスです。布を巻いたら、縫う前にまず数か所を仮止めします。鉛スッテ20号なら4か所、ビビンスッテ3号なら3か所。とくに針に近い部分とサルカンの付け根はしっかり絞って止め、打つ位置は縁ぎりぎりではなく1mmほど内側に余裕を残します。専用工具が担っていたのは「縫うあいだ、布を正しい位置に保つ」という仕事で、ホッチキスはそこだけを肩代わりします。縫製の腕が要るように見えて、実際に難しいのは位置決めのほう。そこさえ固定できれば、あとはS字に縫っていくだけです。

仕上げにライターの炎を当てますが、赤い部分ではなく青い部分を使います。赤い炎だと焦げてしまうためで、青い炎を整えたい箇所へゆっくり当て、休みながら少しずつ均していきます。化繊の布端を溶かして留める処理で、縫い目の粗さはこの工程でかなり吸収できます。「完璧ではないが、補修ならここまで綺麗になれば十分」——初めての人でも実用水準に届くのは、最後にこの均しがあるからです。

久保自身が明かしているとおり、社内には「これはやらない方がいいのではないか」という声もありました。作って売っている会社が、直して使い続ける方法を教えることになるからです。それでも公開したのは、長く使ってもらうことが、物を作っている会社の喜びでもあるから。綿の結束力も、上布だけを替えれば直るという構造も、作っている側だから言えることです。

製品の役割

ビビンスッテ

機能

伝統的なブロー成型でつくり続ける、純国産の浮きスッテ。肉厚に偏りがあると水圧で潰れて使い物にならなくなるため、バラつきの少ない浮きスッテの製造は極めて難しい技術です。キーストンは創業以来、国内生産とブロー成型にこだわり、水深200mまで対応できる肉厚ボディに設計。上布の下には、他社のものと比べてばらけにくい、結束力の強い綿を巻いています。サイズは2.0〜6.0号の7種、下地2色、布16色。針は浮力バランスを守る伝統規格のTV2(テグス巻き)が標準で、直結仕掛けなど耐久力が要る場面にはR2を別注できます。圧倒的な釣果の差は、国産品質の安定した肉厚ボディと、一定内圧の浮力から生まれます。

補修での意味

傷むのは上布が先で、中の綿まで交換する必要はほとんどありません。久保の手順でも綿は外さず、そのまま再利用しています。綿を巻き直すには専用の工具が要るので、ここが自分で直せるかどうかの分かれ目になります。縫うときは下の綿ごと一緒に通すと、結束力がさらに増します。1999年以降、地域ごとに好みの違う漁師の要望に応えてきた規格の豊富さは、直して長く使う前提があってのものです。

スッテ布(補修用)

仕様

10cm×1200mm。スッテのサイズに合わせて切って使います。赤白・赤青・赤みどり・赤イエロー・ピンク白の5色。

入手

直営店(キーストン ダイレクトショップ)のハンドメイドパーツにあります。要望が多かったため追加したものです。1本で複数個ぶんの長さがあるので、サイズに合わせて切り分けてください。同じ棚に傘針(KS10号・KS06号など)も並んでいます。

KS鉛スッテ

機能

鉛のボディに布を巻いたスッテです。今回は20号のオールブラックを、赤い布へ張り替えました。

補修での意味

布が破れただけで捨てるには、惜しい以上の理由があります。鉛は簡単にゴミ箱へ捨てられる金属ではありません。処分に手間がかかるぶん、直して使い続けられることの価値が大きくなります。

有田の製造現場から

「新しく買っていただきたい、という思いはあります。それと同時に、長く使ってもらいたいという思いもある。長く使っていただくことが、物を作っている会社としては喜びにもなる」——久保はそう話しています。社内に反対の声がありながらこの方法を公開したのは、そのためです。

綿の結束力も、上布だけを替えれば直るという構造も、作っている側だから言えることです。佐賀県有田町の工場で組み立てているスッテを、1日でも長く使ってもらうための知恵として公開しています。

MADE TODAY IN ARITA

ここまでの手順は、この動画の記録です。キーストンのエバンジェリスト久保が、鉛スッテ20号とビビンスッテ3号の2通りで、上布の張り替えを最初から最後まで通しで見せます。ホッチキスの仮止め、S字の縫い、青い炎での均し。後半には「長く使ってもらうことが、物を作っている会社の喜び」という話も。

再生できないときは YouTube で見る

動画情報

動画タイトル
【イカメタル】スッテ補修の方法教えます!
チャンネル
keystone-ds
公開
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=soLSUkReP2A

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