上ずった夜、黒が効く — 水深83mで釣れたのは20mだった
水深83mに対して、イカは20〜30mまで上ずっていた。タナを刻んで上へ探った先で効いたのは、シルエットの出る黒と、緩い潮に合わせたスローフォールだった。
ブラックエディションと、まったりチューン
モンローエギ 夜焚きチューンのブラックエディションは、下地に発光色を敷いた上から黒を重ねた8色。シルエットを出しながら、夜光でも誘えます。まったりチューンは、同じ夜焚きチューンを1mあたり7〜8秒までスローに沈むよう調整した2.5号(9g)。今期2回目のオモリグで、この2つをそのまま実釣で試しました。水深は83m。ところがこの夜、イカは底にいませんでした。ベイトの位置は40m前後、最初のヒットはフォール中。エギを黒系に替えてタナ70mで1投目に乗り、反応が止まると5mずつ上へ刻んで45mでまたヒット。終盤は30mまで落としただけで即座に食いました。当たりダナは夜のあいだじゅう上へ動き続け、潮は「そんな効いてない」状態。上ずったイカにはシルエット、緩い潮にはスローフォール——カラーと沈下速度という別々の引き出しが、同じ夜に同じ方向を向いた記録です。
フィールドデータ
- 国
- 日本
- 時間帯
- 夜
- 対象
- ケンサキイカ/スルメイカ
- 水深
- 83m
- 流れ
- 緩い(「そんな効いてない」)
- 製品
- モンローエギ 夜焚きチューン ブラックエディション/モンローエギ まったりチューン
- 号数
- 2.5号
- カラー
- フルピンクグローブラック/レッドヘッドブラック/レッドGGパープルブラック/フルブラック/オレンジグローレッド
- 釣法
- オモリグ(夜焚きイカ)
ラインナップと素性
ブラックエディションのラインナップは8色。 GGブラック/レッドGGパープルブラック/ゴールドGGブラック/グリーンGGブラック/フルピンクグローブラック/ レッドヘッドブラック/イエローヘッドブラック/レッドUVGGブラック。号数は2.5号と3.0号です。 カラー名の GG はギャラクシーグロー(点夜光)の略で、 全面を光らせるのではなく点で発光させる塗り方を指します。黒の上にこれを乗せているので、 シルエットと発光が1本のなかで両立します。
もう一点、カタログにしか書かれていないことがあります。このシリーズは特殊な塗装工程を通るため、 他のカラーに比べて生産に時間がかかります。黒を乗せながら発光を残すという作り方の代償が、 そのまま納期に出るということです。
まったりチューンは2.5号のみ、重量9g(夜焚きチューンは10g)。見た目では区別がつかないため、 シンカーに【M2.5】の刻印が入っています。 この夜の中オモリは REVOLT のオモリグ ドリップシンカー30号で、 従来の20号・25号に30号・40号が加わりました。
ブラックエディション8色・2.5号/3.0号とも、2025年夏から流通しています。
製品の役割
モンローエギ 夜焚きチューン(ブラックエディション)
オモリグ・イカメタル用に設計された夜焚きイカ専用エギ。硬質発泡ウレタンの高浮力ボディで、 軽いシャクリで縦に跳ね上がり、ピタッと止まってフォールに移ります。 ブラックエディションは、人気1位のフルブラックに続くブラック系を8色追加したシリーズ。 下地に発光色を敷いた上から黒を重ねるため、シルエットを出しながら夜光でも誘えます。
この夜、当たりダナは水深83mに対して20〜70mと終始上にありました。 上ずった個体はエギを下から見上げる位置関係になるため、輪郭の立つカラーに分があると考えられます。 レッドヘッドブラックへ替えた1投目でヒットし、以降も黒系が数と型の両方で最も残ったのは、 その条件に合っていたためと見られます。
モンローエギ まったりチューン
夜焚きチューンを、さらにスローに沈むようチューニングした2.5号(9g)。 標準の1m/4〜5秒に対して1m/7〜8秒まで落とし、 重心を後ろへ寄せることでより水平に近い姿勢でフォールします。 2.5号でありながら4号相当の傘針を2段搭載し、大型のケンサキイカにも対応します。
潮が緩い夜でした。エギを押し流す力が小さいぶん、沈下が遅いこと自体が滞留時間になります。 この夜は30mまで落として止めただけ、誘いを入れずにヒットする場面が続きました。 速いフォールで見切られる状況ではなく、そもそも見せる時間を作りにいく使い方が 噛み合った例と考えられます。
有田の製造現場から
この動画で使用されたエギは、有田焼のまち・佐賀県有田町にあるキーストンの自社工場で製造された純国産です。一本一本、全てのエギに魂をこめております。
ブラックエディションは、下地の発光色を塗ってから黒を重ねる工程を通ります。 全面を塗り潰さずに点で光を残すため、他のカラーよりも手数がかかり、 そのぶん出荷までの時間も長くなります。「シルエットも出しつつ夜光で誘う」一本は、その工程の結果です。どちらも made in 有田。
MADE TODAY IN ARITA
ここまでの釣りは、この動画の記録です。今期2回目のオモリグ、15分26秒。発売前の収録なので、店頭に並ぶ時期を2025年の「6月の末から7月にかけて」と案内しています。黒を使う前に「底べったりよりもちょっとイカが上ずった時、大体水深80に対して50以上上で来る時が反応がいいかな」と条件を先に述べ、そのとおりの展開になります。「70ぐらいからやって釣れたのって20ぐらい」——当たりダナが上へ動き続けるのを、順番どおりに見られます。
再生できないときは YouTube で見る。